最小のハイレゾ・リスニングプレイヤー Lotoo PAW Pico (ハイレゾ環境の今編)

「好きな音楽を少しでも良い音で聴きたい」と音楽好きなら誰もが考えることだと思う。

80年代、90年代ならウォークマンを持ち出し、ヘッドフォンでというスタイルだったと思う。

当然、ウォークマンもヘッドフォンもそれなりに大きく、あえて音楽好きをアピールしたい人は別にして、少なくともお手軽とは言えない装備だったと思う。

その後、インターネットのインフラも進化し、音楽はストリーミング、音楽プレイヤーではなく、iPhoneなどのスマホが主流になった。ストリーミングされる音楽は、ほとんどが圧縮音源だ。

最近は、イヤホン、ヘッドフォンの音質も非常に向上し、安価で良い性能のものが購入できる時代になってきた。そうなると、逆にストリーミングの圧縮された音に違和感を感じる人も少なくない。

そういう物理的なリスニング環境の進化に対応したのが、最近良く聞かれる様になったハイレゾ音源というものだ。ハイレゾとは、CDを超える音質の音源のこと。詳しく言えばCDは、16bit 44.1KHzでデジタル化された音源だ。ハイレゾはそれ以上、つまり、16bit ではなく、24bit 、44.1KHzではなく、96KHz、192KHzにデジタル化された音源のことだ。わかりやすくいうと、デジカメの性能の目安、画素数のようなものだ。

デジカメで撮影した写真が、デジカメの性能が良いカメラでとったものほど、1枚の写真のデータ容量が多いのと同様に、通常のCDの何倍もの容量を必要とするが、その分音が良い。ものすごく雑に言えばそんなところだ。音が良いが、大容量のハイレゾ音源は、現在のインターネット・インフラの通信スピードでは、ストリーミングできない。ゆえに、ハイレゾ音源、つまり少しでも良い音で聴きたい人は、ミュージック・ストーミング・サービスは使えず、ダウンロードした音源を何らかのプレイヤーに保存して、音楽を楽しむということになる。

しかも、ハイレゾ再生を謳うオーディオプレイヤーは、大きくて、重い。オーディオ機器はその昔から、重たくて大きいものがエライとされているからか?

ピューレパール

そういうわけで、今の時代「好きな音楽を少しでも良い音で聴きたい」を実現しようとすると、30年前と同程度の機材を持ち歩かないといけないというパラドックスの壁にぶち当たる。

次回 Lotoo PAW Pico 購入編へ続く